22日~24日まで直島で地中美術館のボランティアに行ってました。
22日は17時からレクチャー。
私は朝早く家をでて17時まで直島をぶらぶらしてました。
とりあえず2年ぶりに草間さんの南瓜に会いにいきました。
相変わらず異様な風景でしたが、その裏側のシーサイドパークでは工事をしていました。
2年前に泊まったパオは壊され、BBQをした建物は無残な姿になってました。
なんだか切なかったです。
そのあと、1時間ほどでしたがベネッセハウスに行きました。
鉛の作品は2年前よりも下に沈んでいました。
そしてベネッセから歩くこと20分。
地中美術館に到着。
17時から1時間ほどレクチャーを受けながら作品を見て回りました。
地中はチケットセンターと美術館が少し離れています。
美術館の入り口にい行くと、三角形の小さなブースに男の人が入っていました。
すごく窮屈そうでしたがここでチケットを発券して館内の人数を把握しているそうです。
つまり、inとoutの差し引きで今どれくらいの人が館内にいるか常にチケットセンターと連絡を取り、館内の人数を100人以内に抑えているそうです。
地中にはたくさんのこだわりがあり、これもその1つ。
ちょうど100人くらいまでがゆったりと鑑賞できる人数だそう。
そしてブースから入り口まで長い坂をのぼると、すごくきれいな夕焼けを見ることができました。
中に入り最初に行ったのがデマリアの作品。
空間の設計もデマリアが設計しているそうです。
この空間のコンクリートは1×2mなのですぐ計算しやすくなっています。
真ん中の球に映る自分の姿やまわりのものが、見る角度によって変わるのを見るのが面白かった。
まわりの木彫は三角形・四角形・五角形の3種類があり、3本ずつなので27パターンあるそうです。
次にいったのがタレル作品。
これは是非見て欲しい。
直島の家プロジェクトの南寺の作品もタレルなんやけど、この人の作品は驚きと感動を与えてくれます。
オープンスカイという作品はナイトプログラムがあるそうで、今回は見れなかったけど是非見てみたいです。
そして最後にモネの作品を見ました。
モネは亡くなっているので空間の設計は美術館の館長がしたそうです。
この空間は入った瞬間目の前に2×6mもある睡蓮の絵が目に入り、中に入ると真っ白な空間で睡蓮の作品に囲まれとても穏やかな気持ちになれます。
床には2cm角の大理石が約70万個敷き詰めてあります。
この空間は自然光なので夕方に見たので少し薄暗かったです。
レクチャーを終え、ボロイと噂の寮へ行きました。
山で汚い場所をたくさん見てきたからか、噂ほどそんな汚くないしむしろおばあちゃん家って居心地はよかったです。
その日でボランティアが終わりだった美大の子といろんな話をしました。
その子はまだ1回生ということで来年の夏は何をしようか考えていたので、北海道に行くべきとオススメしました。
そんな感じでその日は疲れていたこともあり早めに寝ました。
23日。ボランティア1日目。
担当はモネでした。
中ではゲストが作品や壁を触らないよう監視し、外ではスリッパに履き替えてもらわなければならないのでその案内をしました。
外と中とを交互に担当しましたが、モネの絵に囲まれすぎる時間はすごく穏やかですごく癒されました。
24日。ボランティア2日目。
担当はチケットブースでした。
入り口の三角形の狭い空間の中に1日いました。
行った人は分かると思うけど、外から見ると異様な光景なのでジロジロ見られたり、「暑くないですか?」ってよく聞かれました。
ちなみに中はクーラー完備なので快適なのです。
そんな感じでたった2日間だったのであっという間で、訳がわからないまま終わってしまった感じでした。
時間があれば1週間はいたかったなって思いました。
慣れる前に終わってしまった感じだったけど、この美術館はスタッフによって守られていることをしみじみ感じました。
マナーってすごく大事だけど、人間ってやってはいけないと言われるとやりたくなるし自分くらいはいいだろうって思ってしまうこともある。
けど、こういう作品を見て感動したりすることは見る側のマナーが悪ければいつかはなくなってしまうものだと思う。
地中のボランティアを通してそんなことを感じました。